韓国舞踊を見たリヨンの青年「最高級フランス料理のよう」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.06.13 09:28
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8日、フランス・リヨンの円形劇場野外で上演された国立舞踊団による『墨香』が約3000人の現地観客の熱い歓呼を受けている。(写真=国立劇場)
8日午後10時(現地時間)、フランス東南部に位置したリヨン(Lyon)のフルヴィエールの丘。夜が更けゆく中にも、約4000席の円形劇場野外舞台は約3000人の観客で埋まった。雨が降りしきる物寂しい雰囲気の中にのびのびと広がっていく散調の旋律は奇妙でもあった。4枚の白い幕が垂れ、白の礼服を着た男性舞踊家が水墨画を描くように空(くう)を切った。2000年の歴史が続くリヨン歴史地区で韓国伝統公演とは。東・西洋文化の歴史的遭遇だった。
韓国の伝統が欧州に新たな足跡を残した。この日上演されたのは国立舞踊団の『墨香』(演出・デザイン/チョン・グホ、振り付け/ユン・ソンジュ)。3年前に韓国内で初演を飾り、伝統舞踊モダン化の代表コンテンツとして定着してきた。韓国舞踊の幽玄な雰囲気と洗練されたビジュアルが絶妙に重なり合っているという賛辞だった。ことし2月には香港フェスティバルにも招待されて好評を受けた。